冷窒素ガス装置
ガスの種類を問わず、自在に温度コントロール
熱拡散複合セラミック「CZ-80」を使用した特殊熱交換器によって、ガス体の温度を冷却することができます。 空気から取り出した常温の窒素ガスをパイプラインを通じて、本機の超低温(-100℃以下)の特殊熱交換器に接続して、 -50℃以下の超低温度ガスに変換するダイレクト冷却方式を採用しています。
特徴
1.硬度の高い物の研磨、精密研削盤の加工時の摩擦熱の上昇を押えて、熱による形状変化しません。
2.レーザーカット時に冷ガスを吹き付けて、酸化防止と表面の荒れない詳細な加工ができます。
3.液体窒素ボンベを使用している場所で、ボンベ交換を必要とせず、連続使用できます。
4.超低温のクーラント液を使用した時は、ノンフロンタイプの冷窒素ガス式熱交換器を製作しています。
5.冷凍固定装置(冷凍チャック)に超低温ガスを吹き付けて、ガラス・セラミック炭素材、ゴム・シリコン軟素材、
ジュエリー、金属等をドライ加工することができます。
6.断熱材料等の耐寒性能を、-100℃付近まで性能試験できます。
7.超電導に関する材料研究に、必要な温度(~-150℃)を指定して、超低温環境試験ができます。
8.研究実験用の小型凍結サンプルを作成する際に、ガス流量を範囲指定(3~50L/min)できます。
他社製品との違い
ガスメーカーが得意とする方式は、空気中から酸素や他の気体を取り除いた、常温の窒素ガスを、
-196℃の極低温冷凍機で液化します。
-50℃の冷窒素ガスが必要な場合、液体窒素を貯えたボンベから、気体に変えて取り出します。
この方式で冷窒素ガスを連続使用するには、ボンベの交換とコントロールする備品や計器が必要となります。
弊社が開発したガス冷却装置は、液体窒素を使用することなく、温度をコントロールできて、非常に経済的です。
液体窒素ボンベとのランニングコスト比較
液体窒素ボンベ1本100Lの価格 @13,000円
液体窒素は、―60℃で約600倍に膨張(ガス化)し、10%ロスする。
100L×600=60,000L(体積)×0.9= 54,000L = 13,000円 →1L単価0.24円
ランニングコスト
1L=0.24円で1分間6円消費する。
1日8時間稼働した場合・・・・・・ 6円 × 60(分)× 8(時間) = 2,880円
1ヶ月20日間稼働した場合・・・・ 2,880円 × 20(日) = 57,600円
1年間稼働した場合・・・・・・・・ 57,600円 × 12ヶ月 = 691,200円
冷窒素ガス発生装置(25L/min) 1台 4,000,000円
4,000,000円 ÷ 691,200円 = 5.78年
約5.78年で償却できます。
仕 様
型式 | 冷却方式 | 電源 | N2ガス供給流量 | 価格(税別・送料別) |
CGR-250 | ダイレクト冷却方式 | AC200V 50/60Hz | 0.5MP時―25L/min -60℃以下 | ¥5,000,000 |
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※運転待機時間:冷凍機、及び、熱交換部が冷却するまでに50分かかります